Adobe PremierePro 動画編集メモ

Insta360のファイルをプレミアプロで編集(Adobe PremierePro)

Insta360のファイルをプレミアプロで編集(Adobe PremierePro)

Insta360で撮影した360度の動画および写真はInsta360 360度動画 (.insv)という形式で、PCにアプリを入れないと開けません。
アプリを入れることにより、そのアプリで閲覧と編集はもちろんですが、アプリインストールすると同時にプラグインもインストールされるので、PremiereProで、.insvファイルを直接読み込み、スティッチングと編集が超簡単にできてしまいます。

うしが使っているのはinsta360ONEX2  Insta360公式

最新機種:Insta360 X3

insta360X3

Insta360STUDIO2022 というアプリをいれます

Insta360公式サイトからアプリをダウンロード

insta360の公式サイトのアプリケーションのページ https://www.insta360.com/jp/download から機種を選び
Insta360 STUDIO 2022 360度編集ソフトウェア
をダウンロードします。(このソフトウェアはどの機種のページから行っても同じものです。アプリ3個目くらい)

ダウンロードするには機器のシリアルナンバーが必要です。

PCへインストール

※画像は前バージョン

ダウンロードしたファイルをダブルクリックしてインストールします。(Insta360 Studio 2022)
手順に沿って進めていき、途中で追加タスクの選択(下画像)というのが出てきますが、項目にはデフォルトで全部チェック入っています。
「Adobe PremierePro用のプラグインのインストール」「✓」が入っていることを念のため確認してインストールします。

※画像は前バージョン

  .insvファイル がインスタ360のアイコンになり、ファイルをダブルクリックするとInsta360Studioが立ち上がるようになります。
エクスプローラーの表示を変えると動画のサムネプレビューもされるようになるので確認しやすくなりました。

※画像は前バージョン

 

プレミアプロで編集してみる

シーケンスに入れるまでの準備

プレミアプロを立ち上げ .insvファイルをプロジェクトに読み込む

撮影データは動画の場合3個ファイルができています
【1】LRV_日時_11_ファイルの番号.insv → プレビュー用の動画ファイル(編集には必要なし)
【2】VID_日時_00_ファイルの番号.insv → 前側のカメラ撮影の動画ファイル
【3】VID_日時_10_ファイルの番号.insv → 後側のカメラ撮影の動画ファイル

読み込むファイルは頭がVIDとなっている【2】か【3】どっちかでOK ※【1】のLRVは必要なし。

スティッチングなどの設定確認:読み込んだファイルを右クリックして「ソースの設定」を選択


スティッチングと手振れ補正の設定なので、それぞれ必要なところを選択します。
特に確認が重要なのが、「CaneraAccessory」です。


「CaneraAccessory」のところを、撮影したときに使っていたレンズガードをチェック
 Normal  はレンズガードなし※デフォルト
 Dive Case は潜水ケース
 Sticky Lens Guard は貼り付けタイプのレンズガード
 Premium Lens Guards はレンズの部分をパカっとはめるレンズガード

CaneraAccessoryを正しく選択しないとつなぎ目が変になります!

「Stiching」はDynamicStirchingかOpricalFlowStitching、どっちがいいか確認してみてください(違いがよくわからなかったのでとりあえずどっちか選択)
「Stabilizaton」はブレ補正で、素材に合わせてチェックを入れてみてください。

設定し終わったらConfirmを押します。 作業中もここをいじることができるので、必要に応じて調整してみてください。

シーケンス作成

360度動画作成の場合はファイルをタイムラインに直接持っていくか、選択右クリックでクリップに最適なシーケンス作成で作成します。
(通常のFullHDなどの動画に使用したい場合は、シーケンス新規作成してそこに入れます。)

360度スティッチングされたものが表示されます。

360度動画素材を編集

VRビデオ表示切替

スティッチングされた状態でプレビュー画面には360度動画が平面に伸びている状態で表示されています。
360度(VR)で編集する場合、VR表示で確認するため、表示切替が必要になります。
プレビュー画面の下に

このボタンがない場合は右横にある「+」をクリックしてボタンエディターを表示します。
その中からVRビデオ表示切替ボタンをエリアにドラックします。
クリックしてアクティブ(青くなる)にしてください。

シーケンスに入れたときには360度全部が伸びている?というのか、そういう状態で表示されますが、VR表示切替をONにすると通常の動画のように表示されます。
画面をくるくる回してVRであることが確認できます。

テキストや画像の配置のために動かたり、確認のためプレビューで動かしたら、角度0の定位置に戻しましょう、次に編集するときに困ってしまいます。

 

位置を調整、設定します

エフェクトは、VR投影法またはGoPro FX Refarameを使用して調整するとよさそうです。
GoPro FX Refarameはこちらにあります→https://community.gopro.com/s/article/GoPro-FX-Reframe?language=ja

プレミアプロのエフェクトはVRとついているものを選びましょう。
検索でvrと入れると該当するものだけ出てきますので。
 

テキストや画像をVR空間に配置

テキストを配置する場合はVR表示切替をOFFにします。(OFFにしないと不可)
いつものようにテキストを直接打ち込みます。

ロゴなどの画像はVR表示ONで大丈夫です。

エフェクトは「VR平面として投影」を入れてあげるとよさげです。
「VR投影法」でもいいのですが、歪曲が結構つく。お好みでどちらでもいいかと思います。
テキストの位置の調整はVR表示OFFだと難しいのである程度あたりを付けてからONにして配置を決めます。

  

360度(VR)でファイル書き出し

編集が完了したら書き出しですが、書き出しの設定はマッチソースにしておけば問題ないと思いますが、必要に応じて変えてください。
基本のビデオ設定...その他の下のほうにVRビデオという項目があるので、VRビデオとして処理に✓が入っているか念のため確認して
書き出します。

 

サンプル:360度の動画

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