illustratorはイラスト、ベクターデータ作成や印刷物の作成で使用することが多いですが
作成ファイルのカラーモードが適切でない場合切り替えの必要があります。
RGBとCMYK、カラーモードの違いについて
Illustratorでデザインを作成する際、「カラーモード」を正しく設定することがとても大切です。
カラーモードには主に「RGBモード」と「CMYKモード」の2種類があり、それぞれ用途に応じて使い分ける必要があります。
- RGBモードは、「光の三原色(Red・Green・Blue)」を使ったカラー表現で、WebサイトやSNS、動画など画面上で見るコンテンツ向けに最適です。
- CMYKモードは、「インクの三原色(Cyan・Magenta・Yellow)+Black」を使ったカラー表現で、チラシや名刺、パンフレットなど印刷物向けに適しています。
作成するデータの用途に合ったカラーモードを選んでおかないと、実際の仕上がりで色味が大きく変わってしまうことがあります。
特に印刷物を作る場合、RGBのまま入稿してしまうと、意図しないくすんだ色になってしまう可能性もあるので注意が必要です。
Illustratorで、カラーモードを切り替える方法
1.ファイルから
イラストレータのデータを開いているとします。
カラーモードの切り替えをするには

ネットなどで利用する画像は、RGBで作成しないともったいないです、CMYKになっていたらRGBに切り替えて制作しましょう。
印刷物を作成する場合はCMYKで作成せず、RGBで作成してしまうと、印刷データとしてはCMYKに変更する必要があり、色味が違くなる可能性が高くなりますので必ずCMYKで作成しましょう。今はRGB印刷をやっているところも増えてきていますが、料金のことも考えると、基本CMYKです。
2.新規作成の時にカラーモードの設定
ファイルを新規作成するときに新規設定の画面が出るのですが、下の画像の赤で四角く囲っている部分がカラーモード(CMYK・RGBの選択が可能)の設定でもちろん自分で設定して新規ファイルを作成してもかまいませんし、上部のタブの中から適切なものを選んでも良いと思います。
選択によって適切なカラーモードになります。
印刷物を選ぶと自動的に「CMYK」
それ以外は「RGB」
になります。

